こんにちは。終活カウンセラー2級です。
今回は資格の種類と違いを説明いたします。
終活カウンセラーに種類
終活カウンセラー資格には2級、1級、認定終活講師の3種類があります。
1級の資格を得るには2級の資格を持っていなければいけませんし
認定終活講師の資格試験を受けるには1級の資格が必要です。
終活カウンセラー2級とは
終活カウンセラー2級について公式サイトの説明によると
自分の終活ができるくらいの知識を身に着けます。
①エンディングノート(終活ノート)を書けるくらいの知識
②家族や友人に尋ねられた時に対応できる知識
とあります。
漠然としていますので詳しく説明いたします。
自分の終活ができるくらいの知識とは?
終活とは様々なことを考えなければいけません。例えば
- 介護
- 保険
- 貯蓄
- 物の整理(断捨離)
- 遺言
- 相続
- 葬儀
- お墓
などです。
葬儀にしても「亡くなったら葬儀屋に相談する」という知識だけではどうにもなりません。
病院でなくなってから具体的に何をしなければいけないのか、たくさんある葬儀屋と葬儀プランの中で
どこの会社の何を依頼すればよいのか。と、とても難しいです。
これら複数の課題を自力(適切な協力者選び)で解決できる知識はかなりのものです。
実態としてはそういった知識が無くてむ2級の資格を得られます。
2級のテスト内容
2級のテストですが、先に説明しました終活の網羅的知識とは次元が異なります。
介護の定義とは何か?とうような実務的ではない問題が出題されます。
つまり掲げている2級の目的と実態とでは大きく異なります。
終活カウンセラー2級の実態
終活カウンセラー2級の実態は「終活カウンセラー」という肩書がもらる。
ただそれだけです。
サラリーマンでいうところの「主任」が近いです。
平社員だが肩書がある。
特別何か出来るわけでもなく、特別な知識があるわけでもない。
という感じです。
つまり、「自分の終活ができるくらいの知識を身に着けます」というのは
自身が独自に勉強しなければいけません。
これは【協会が実施するセミナーを受ける】ということではありません。
協会が実勢するセミナーを受けても実践的な知識が身に付かないからです。
協会が実施するセミナーの内容については別途説明いたします。
終活カウンセラー1級とは
終活カウンセラー1級について公式サイトの説明によると
終活の正しい理解と教える力を身につける講座です。
プレゼン力やコミュニケーションスキルも身につきます。
(※1級終活カウンセラー合格者で、協会が開催する勉強会に年間2回受講した方が申し込みすることができます)
この説明を見る限りでは終活の知識を身に付けるだけでなく
終活を人に教える能力が身に付くとあります。
これもまた大変疑わしい内容です。
終活カウンセラー1級の実態
2級の実態で説明したとおり、2級資格試験では「介護とは何か?定義を書きなさい」程度で
協会が実施しているセミナーは全て教わるものだけで
人に教えるための訓練(セミナー)がありません。
これでどうして終活を人に教える能力が身に付くのか不可解です。
先に2級はサラリーマンでいうところの「主任」と表現をしましたが
1級はそのひとつうえの「係長代理」といったところです。
肩書の位がひとつあがるだけ。というのが私の解釈です。
まとめ
客観的、法的に1級だからできること、2級ではできないこと。
というのがありません。
つまり肩書が異なるだけで、内容に明確な違いがありません。
肩書は他人に見せなければ意味がありません。
つまり、自身の終活、家族の終活には何も役に立たない資格である可能性があります。
終活カウンセラーと名乗るだけの目的なら2級で十分ですし、本気で終活を学びたいなら
書籍や終活業者が実施している無料説明会に参加されたほうが良いかもしれません。